野口工業株式会社

野口工業株式会社
フリガナノグチコウギョウカブシキガイシャ
住所〒 2521121
神奈川県綾瀬市小園907番地1 (地図を表示)
その他所在地神奈川県横浜市戸塚区影取町
電話番号0467767501
FAX0467767999
代表者名代表取締役社長 野口 晌司 代表取締役副社長 野口 博永 
創業1950年2月
資本金9500万円
従業員65人
URL http://www.nk-co.jp
企業案内 古塩 綾瀬市長様がご来社くださいました。(2018-10-24)綾瀬市補助金ラインにて

「600tプレスと500A溶接ロボットを使用「綾瀬IoT工場」」

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事業内容
☆プレス・組立・機械加工 及び 金型・治工具の設計製作。
☆中厚板の板金加工を得意とし、板厚1.0~22.0mm程度まで対応。
☆大型トラック・トレーラー・特殊車両・建設機械・発電機・エンジン用等の部品の製造。
☆製造業向け各種システム開発。NKシステム株式会社 http://nk-s.co.jp
☆その他、屋上に携帯電話基地局や太陽光発電設備を設置する等、地域貢献と環境への配慮を行っております。
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☆令和元年度「神奈川県優良工場受賞」
☆競争力を向上するプレス/板金加工の生産管理手法 執筆(プレス技術2020年1月号特集P47~P50掲載)
☆日本の企業から学ぼう 日本ーロシア(かながわ経済新聞2019年12月号掲載)
☆中小製造業に合った生産管理・画像検査システムの開発に着手(帝国ニュース 企業スポット2019年8月8日掲載)
☆工場内ベンチャー始動(かながわ経済新聞2019年7月号掲載)
☆中小製造業向け生産管理システム提案「NKシステム」(日刊工業新聞2019年7月4日掲載)
☆わが社の新製品戦略 DAIQ生産管理システム(プレス技術2019年7月号16ページ掲載)
☆IoT・AIで作業効率改善 神奈川で新ビジネス(日刊工業新聞2018年10月22日掲載)
☆わが社のモットー(日刊工業新聞2018年10月18日掲載)
☆遊び心で全員参加(かながわ経済新聞2018年5月号掲載)
☆AI要素で不良ゼロ(かながわ経済新聞2018年4月号掲載)
☆IoTで不良ゼロへ(日刊工業新聞2018年2月9日掲載)
☆製造業のITソリューション開始(DAIQ生産管理システム始動2017年4月)

トピック

中小製造業向け生産管理システム提案「NKシステム」(日刊工業新聞2019-7-4掲載)

中小製造業向け生産管理システム提案「NKシステム」(日刊工業新聞2019-7-4掲載)

神奈川県綾瀬市ベンチャー、NKシステム株式会社、製造業向けシステム開発、生産管理システム、機械学習、画像検査、ロボット開発、
中小製造業に合った生産管理・画像検査システムの開発に着手(帝国ニュース 企業スポット2019-8-8掲載)

中小製造業に合った生産管理・画像検査システムの開発に着手(帝国ニュース 企業スポット2019-8-8掲載)

競争力を向上するプレス/板金加工の生産管理手法 執筆(プレス技術2020-1月号特集P47~P50掲載)

生産管理システムDAIQ(ダイク)の活用法
                          野口工業㈱ 代表取締役副社長
NKシステム㈱ 代表取締役社長
                                   野口 博永
                              
① 会社概要
当社は、プレス/組立/機械加工 及び 金型/治工具の設計製作を行う。最大600tプレスと500A溶接ロボットを使用するなど、板厚1~24mmくらいの中厚板の板金加工を得意とする。主な製品は、大型トラック/特殊車両/建設機械/発電機/エンジン用などの部品で、組立部品60% プレス単体部品40%の割合で、月に約550種類 12万個を出荷する多品種小ロット生産の会社である。
創業71年、資本金9,500万円、従業員数60名、神奈川県綾瀬市に本社を置く。今年4月、同工場内に「製造業向けシステム開発ベンチャー」を設立。県内「IoTモデル工場」として講演や工場見学会を行うなど、製造業のITソリューションによる受注拡大の相乗効果を生み出している。見学には県内外企業他、海外研修生や日本の某大手IT企業も来社しており、新たなビジネスモデルの創出も視野に入れる。

② DAIQ開発のきっかけ
 私が12年前に野口工業に入社した当初、未納品が常時100種類以上もあり、お客様からの苦情の電話が鳴りやまない状態であった。
そのような生産能力の低下が深刻な状態の時に、生産、品質、経理の管理職が定年等の理由で退職することになってしまい、自身が兼務することになった。
その後も受注は増え続け、納期に対応するため2交代制や残業、休日出勤をするなどして昼夜を問わず生産した。
しかし、作業者からのストライキが発生し「品質悪化」が始まった。不良流出を防ぐために、事務所スタッフで全数検査を行い、不良品を見つけると現場へフィードバックして叱り続けた結果、退職者が続出してしまった。
そして次は、発生した不良品のデータを見ながら改善案を募る、品質向上のための全体ミーティングを半年間続けてみたが思った効果が得られず、労務費だけがかさんでしまった。
Q(品質)・C(コスト)・D(納期)全てにおいて大混乱期となり、諸々の理由による仕事の減少もあり堅忍持久となった。そこで起死回生を図るためシステム化による様々な改善計画を考えた。
元々、社長(父)がSORD社のPIPS(図1)で生産管理の基幹システムを作成していた為、まずは、それらをWindowsに換装する事から始めた。その際、PIPSの対応と受託開発が出来るシステム会社をインターネットで検索し、愛知県の昭和コンピューターシステム㈱に仕様をまとめて委託した。無事に換装を終え順調に稼働するが、その頃、経理・総務担当の定年退職に伴い業務を引き継ぐことになり、手一杯の状況になってしまった。また、自身の腰椎椎間板ヘルニアの入院手術もあり、自身(会社)を楽にする為、業務全般のシステム化を考えた。
自身が現場にへばりつき、バーコードシステム(図2)の導入、アンドンシステム(図3)の導入、作業環境改善整備(図4)などを段階的に進めた。これらの経験からQ・C・Dは「生産計画が要(監督者の采配)」と考えた。生産計画が少しでも疎かになると、変化点や生産ロスにもなる。それらを最小限に抑え情報の共有をし、万が一の場合も十分な準備での生産体制の環境を作りたい。それには人の管理だけでは限界があると思い「自身の分身システム」DAIQの開発にいたった。当システムは、社内改善活動の一環で追及した結果の一事例「身の丈ガラパゴスシステム」であり、時代の流れでやらざるを得なかった。開発当初は意識していなかったが、のちに、「特徴的なビジュアルやIoTと機械学習」が搭載されていることからメディアに取り上げられた。

③ DAIQ開発の道のり
巨大ボードにペーパー管理をモニター画面化(図5)し、「生産実績の機械学習」と「生産計画の自動化」や「変化点の自動配信」などを行った。これらは、かねてからの明確なビジョンがあり、期間4ヶ月で昭和コンピューターシステム㈱と共同開発した。(2017年4月稼働 共同開発費240万円)
導入タイミングは、全体説明会を行い、「トップダウンで一斉切り替え」をした。その際、従来のペーパー管理との並行稼働は3日間程度であった。(通常2~4週間かかる)
次のステップで、設備のIoT化に取り掛かり「シングルボードコンピューターのRaspberry Piを使用し、DAIQとアンドンシステム等をリンク」(図6)した。これにより、溶接機械やアンドンのリアルタイムデータを自動で取得できるようになった。(開発期間2ヶ月 開発費240万円)
また、DAIQのネーミングは、Delivery/Drive(納期/運転)+AI(人工知能)+Quality(品質)の頭文字で、AIが右手にD、左手にQを指揮する事で、C(競争力)と働き方改革に繋がることを意味しており、日本のモノ造りの原点「大工」と、ベートーヴェン「第九楽章」にも例えている。これにより、当社の生産管理業務は0.5名以下で対応出来るようになった。

④ DAIQの概要と利点(特徴)
基幹システム(図7)のフローで、DAIQは中央部「進捗管理部分」に該当する。進捗管理までの基本的な流れは、従来の生産管理システムと同様に、受注データに資材所要量計算を行い、作業工程ごとに分割したデータを部品手配データとして作成する。手配データの作成時に、実績データ、受注情報によるラインの負荷予測、納期、部品の完成予測時間、勤怠情報等を考慮し、「最適な生産計画を自動で作成」し、進捗管理画面で閲覧できる。他にも、全ラインを同時に見渡すことができ、一目で状態がわかるように色分けされた「7色バードビュー」、「部品の図面や生産実績等を閲覧できる詳細画面」、設備データの信号を取り込むことにより「日報作成の自動化」や「稼働状況や稼働率の可視化」、「精度の高い完成予測時間の可視化」、生産実績情報と負荷予測から必要な生産能力を算出することにより「勤怠作成の自動化」、人材や設備等の変更や、設備の異常時に各端末に配信される「変化点や異常時の自動配信」などが挙げられる。
また、「品質管理システム」により、例えば、不良履歴情報を共有化し、必要に応じて自動アラーム配信を行う。その他、不良品発生時の各部署の対策状況などをシステムで入力、管理することにより瞬時に情報を共有することができる。
「金型マスタ」や「治工具マスタ」では、IoT化によって自動で登録される実績情報から摩耗更新時期の予測を行い、アラーム配信するなど、作製から使用履歴、メンテナンス記録、所在地を記録する。
導入後の効果は、私が現場に常駐することが無くなるほか、最適な生産計画を組むことにより「品質の向上」「流出不良の削減」「生産性の向上」。実績データを人事評価制度に取り入れることにより「モチベーションの向上」。進捗画面の可視化を行い、チャットツールを取り入れコミュニケーションを取りやすい環境を作り、情報を共有することで、高齢者や新人の応援やトラブル時の救済をすることにより「ストレスフリー」「ボトムアップでの改善」「協調性の向上」。システムでの自動化による「省人化」などがあり、冒頭で述べたように、当社の管理レベルの向上により評価を受け「受注の拡大」にも繋がった。また、少子高齢化や働き方改革、売り手市場による中小企業の人手不足に対し、DAIQは「シニアによるラインのシェア化」などにも役立てている。外出先からもスマートフォンやPCで状況把握ができる。
⑤ あとがき
近年、中小企業の改善活動は進んでおり、当社では、それらをシステム化するためのコンサルティングの仕事も増えてきている。
その中には試行錯誤し工夫された業務フローを作り上げている企業も多い。
それらを尊重し崩すことなく、柔軟にカスタマイズ可能なセミパッケージとしてDAIQが活用できるようVer.2020版の開発を進める。現在、当社では様々な業務をDAIQシステムへ統合し標準化を進める一方で、定期的に情報交換や研究を行える環境「コワーキングスペース」(図8)をフリーランスなどに開放している。
日本の企業から学ぼう 日本ーロシア(かながわ経済新聞2019-12掲載)

日本の企業から学ぼう 日本ーロシア(かながわ経済新聞2019-12掲載)

令和元年度「神奈川県優良工場受賞」

令和元年度「神奈川県優良工場受賞」

業種

切削、板金、プレス、溶接、組み立て・配線、金型・木型製作、短納期、試作、小ロット、量産、検査・試験・計測、三次元測定

加工品

エンジン部品、輸送機械、建設機械、その他機械機器

加工素材

鉄鋼

資格

ISO9001(品質)

主要設備

名称形式能力台数台
AIDA 600tクランクプレスUL1台
AIDA 500tクランクプレス2台
AIDA 300tクランクプレス1台
AIDA 250tクランクプレス1台
AIDA 200tクランクプレス1台
AIDA 150tクランクプレス1台
AIDA 100tクランクプレス1台
DAIHEN 500A 溶接ロボットシンクロフィード9台
DAIHEN 350A 溶接ロボット6台
DAIQ生産管理システム(綾瀬IoTモデル工場ショールーム)1台

所在地

主要取引先

  • プレス工業株式会社様
  • 三菱重工業株式会社様
  • 東邦車輛株式会社様
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